このページは、性犯罪がいかに残酷で卑劣なものかを、多くの未だご存じない方々に知っていただくために作りました。
現在日本では、性犯罪は実際の罪の重さとは比べようにないほどの軽い扱いがされています。
防ぐための取り組みも、事件後の対応も、欧米より何十年も遅れています。
どれだけの被害者が居て、どんな状況で被害を受けているのか一般に知らされていません。
性犯罪に対する社会の間違った認識のために、被害者は訴えることができず、闇に埋もれたままになるからです。
2歳の子どもが性被害に遭うことがあるのをご存知でしょうか?
実の親兄弟・祖父・親戚・近所の人・先生など、よく知っている身近な人から被害に遭うことの方が多いのを
ご存知でしょうか?
男の子が被害に遭うことも多いのをご存知でしょうか?
正しい知識を知らないがために、子ども達も保護者たちも無防備な状態になっています。
どこか遠くで起こる他人事のように思う方も多く、我が事のように思う方も確実な防犯の方法がわからないまま
間違った対策がとられています。
被害に遭ったときにどの様に対応してよいのかわかりません。
被害届が遅れ、犯人の逮捕がより困難になり、その犯人により次から次へと性犯罪が繰り返されます。
警察でも、病院でも、司法でも、適切な対応がされず、多くの被害者は二次被害に遭います。
それは一番身近で支えになる家族の無知から受けることもあります。
ここでは、支援の会へ寄せられた、二人の性犯罪被害者のメールをご紹介しています。
被害者の経験ほど、性犯罪の実態を語るものはないからです。
お二人とも、性犯罪を無くすために何とか役立てて欲しいと苦しい中で伝えてくださいました。
それぞれに自らの被害体験が綴られています。
!性犯罪被害者の方、またそのご家族や身近な方にはフラッシュバックの恐れがありますので、
ご覧にならないことをお薦めします。!
あいりちゃんがもし生きたとしても経験者も語る様に辛い人生だったかもしれません。
彼はそれ程の事をした上で、さらにそれでも生きて幸せだと感じる人生の可能性さえも
あいりちゃんから奪ってしまいました。
木下あいりちゃんの父・建一さんも、支援者も、あいりちゃんは「もうこんな事件が起きない世の中になってほしい」と
望んでいることと信じています。
このページにより、より多くの方に性犯罪に対する理解をいただき、それぞれに適切な対応がされるようになること。
そしてもう二度とこんな事件が起こらない世の中になることを心より願っています。
9歳の時に性的暴行を受けた女性からいただいたお手紙です。彼女の今後の生活の為に、正確な年齢や名前が
わからないように○で記載しています。
『被害者として』
8歳の時に、被害に遭った女性です。木下あいりちゃんの父・建一さんと交流があり、支援の会のブログや
新聞記事でも紹介されました。
「支援したい」という思いながらも、とても書ける状態ではないので、1年半の間に支援者に送られたメールを
支援者がまとめました。そのため、文章がつながらないところもあるかと思います。どうかご理解下さい。
『性犯罪被害者として生きてきて』
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